乳酸菌LS1を用いた新しいマウスケアの可能性
古賀泰裕
東海大学医学部感染症学部門教授
はじめに
Contents
日本プロバイオティクス学会では消化器疾患に対するプロバイオティクスの現状と将来の展望を見据え、医学、歯学、薬学および農学領域における多くの研究者との交流からプロバイオティクス学の推進に努めております。
今回の特別研究報告では、口腔内の病原細菌群に対して優れた抗菌効果を持つ乳酸菌についてご報告いたします。
口腔内は消化管の入り口であり、腸管内と同じように多くの細菌がフローラを形成しています。歯周病、虫歯、口臭を引き起こす歯周病菌や虫歯菌は口腔内フローラの悪玉菌と言えるでしょう。
本研究報告はプロバイオティクスの考え方を取り入れ、善玉菌である乳酸菌により、口の中の悪玉菌を除こうという、新しいマウスケアの可能性を探るものであります。
口腔内フローラと口腔内疾患
  1. 口腔内には無数の細菌が存在する
  2. 歯周病や虫歯、口臭は細菌によって引き起こされる
  3. 歯周病菌とは
  4. 虫歯菌とは
  5. 歯周病、虫歯、口臭の発生メカニズム
  6. 口腔内疾患予防における基本的な考え方
プロバイオティクスとは
  1. 病気を予防するプロバオティクス
  2. プロバイオティクスと抗生物質
  3. プロバイオティクスの可能性
乳酸菌LS1の研究成果1 基礎試験
  1. 乳酸菌LS1とは
  2. 歯周病菌に対する効果を確認
  3. 歯周病菌を溶かす乳酸菌LS1
  4. 虫歯菌に対する効果も確認
  5. 虫歯菌を抑え込む乳酸菌LS1
  6. 乳酸菌LS1は乳酸に弱い
乳酸菌LS1の研究成果2 臨床試験
  1. 乳酸菌LS1の効果をヒトでも検証
  2. 総菌数には変化が認められなかった
  3. 歯周病菌は4週間で1/20に減少
  4. 口臭に対する効果も確認
  5. 口腔内の虫歯菌数には変化なし
  6. 乳酸菌LS1は虫歯菌の不溶性グルカン産生を抑制
  7. 口腔内の虫歯菌は増加しない
  8. pHは中性域に正常化された
  9. 乳酸菌LS1の効果
まとめ〜マウスケアの新しいかたち
  1. 高まるマウスケアの重要性
  2. 新しいマウスケアの提案



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